翻訳と辞書 |
八島 (戦艦)[やしま]
八島(やしま)は日本海軍の戦艦。富士型戦艦の2番艦。 艦名は日本の美称の一つ。日露戦争において戦没。 == 概要 == 「富士」と同じくして計画された日本海軍で初めての近代的戦艦の1隻。1891年(明治24年)から1892年(明治25年)にわたって軍艦建造予算が議会で否決され続けてきたが、明治天皇が自らの宮中費を節約する建艦詔勅を出して、ようやく議会を通過した。英ニューキャッスルにあるアームストロング社で建造され、1897年(明治30年)に竣工した。 竣工7年目に日露戦争が勃発し、旅順口攻撃や旅順港閉塞作戦に参加していたが、1904年(明治37年)5月15日午前11時10分に老鉄山沖で触雷した。爆発は右舷後部ボイラー室で起こり、その1分後に水中発射管室で爆発、艦内に浸水し右に大きく傾斜した。応急処置の後、午後4時25分より自力航行により擱座を試みたが刻々傾斜が増したため5時41分に投錨、軍艦旗を降下し総員退艦し、艦は夜8時半過ぎに転覆沈没した。同日に戦艦「初瀬」も沈没、日本海軍所有の主力戦艦6隻のうちの2隻を一挙に失うこととなった。 日本海軍は国民の動揺を恐れ、戦死者が無く、ロシア側にもこの事実が知られていなかった事から、日本海海戦の大戦果が確認できるまで八島沈没の事実を秘匿した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「八島 (戦艦)」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|